石臼を用いた製粉にはどんな良さがある?
2023.08.18皆さまは、石臼を見たことがありますか?
郷土館や博物館で見たことがあるという方は多いかもしれませんが、それを実際に使うところをご覧になったことはありますか?
荒神の里・笠そばでは、昔ながらの石臼を用いた製粉方法で作った風味豊かなそば粉を100%使用しています。
現代的な機械と比べて明らかに手間も時間もかかる石臼の製粉ですが、そこにはどんな良さがあるのでしょうか。
風味豊かな味わい
石臼を使って製粉されたそばは、繊細な風味と豊かな味わいを持っています。石臼は徐々にそば粒を砕き、外皮と内部の胚芽を砕かずに粉末化するため、そばの風味成分が豊かに残ります。
健康に配慮した製法
石臼は摩擦熱が少なく、そばの栄養素や食物繊維を効果的に保持できます。そのため、昔ながらの製粉方法で作られたそばは、栄養価が高く、消化吸収も良いとされています。
細かく均一な粉
石臼を使って製粉されるそばは、均一で細かい粉質になります。そのため、そばの生地やそば湯などを作る際にスムーズに混ぜることができ、食感や風味の均一性が高まります。
石臼を使った昔ながらの製粉方法は、そばの風味や栄養価を引き出すだけでなく、伝統や手仕事の温かみも感じられる特徴的な製法です。そのため、石臼製粉のそばは、風味豊かで健康に配慮された食材として人気があります。